水戸市西部高齢者支援センター ~最期まで自分らしく~

少し前に開催されました、水戸市西部高齢者支援センターの活動をご紹介いたします。

2020年12月23日(水)双葉台市民センター

今年度第2回目の「最期まで在宅で暮らすためのセミナー」では、翠清福祉会法人事務局の石橋さんに、コロナ禍自宅でお母様を看取った体験について、話をお聞きしました。

セミナーには、地域の方、介護福祉の専門職16名が参加されました。

石橋さんは、奇跡の5か月だったと当時を振り返りました。熊本県へ帰省した際、防護服の訪問看護のスタッフを見て「申し訳ないけれど、いつが最期かわからない」という気持ちだったそうです。入院中は無表情だったお母様は自宅へ戻ると、見違えるほど生き生きした表情になり、窓辺から通学する小学生に手を振る、新聞を読む、1日1個アイスクリームを食べる・・普通の暮らしを続けることができたそうです。

お母様は常日頃「最期まで自宅で暮らす」と家族へ宣言していたという話を聞き、「自分はどう生き切るか?」を意思表明すること、本人・家族・専門職・関係者で過ごし方を決めておくことが大切であると、考えることができました。